Twitter APIがひどすぎる

Twitterなんて名称使ってるってことは、もしかしてこの記事古い？？
いいえ違います。
2023年に新しい課金モデルに更新されたことで有名なTwitter APIですが、
いまだに名称変更されず、Twitter APIが正式名称なのです。

フリープランはほとんど何もできず、＄100のベーシックプランがエントリーレベルのプランです。
個人で契約するには十分高いです。
それでも契約を検討していたのですが、
ドキュメントを見ているとひどい有様でした。。。
検索しても現状(2023/12/3)が分かりにくかったので、自分が気付いたひどいことについて言及しておきます。

使えなくなっているAPIのドキュメントが残っている！！

この記事は正直これが言いたかっただけです。
私が遭遇した具体例を挙げます。
サブスクリプションの契約を検討している方の参考になればと思い共有します。

自分が開発しているアプリケーションでは特定のアカウントがフォローしているアカウントを知りたい要件があります。
Endpointで言うと
GET /2/users/:id/following
が該当します。

こちらにドキュメントがあります。
https://developer.twitter.com/en/docs/twitter-api/users/follows/api-reference/get-users-id-following
丁寧に使い方が記載されていますし、以前は問題なく動作していたEndpointです。

自分が気になったのはRate Limitです。
TwitterAPIは新しくなってから特にひどいRate Limitが掛けられています。
Basicプランだと1日に100回しか呼べないエンドポイントなどもあります。
アプリケーションを考えるときにはRate Limitがボトルネックになるので、
時間の要件を満たしているかが重要になってきます。

さてこのAPIのRate Limitを読んでみると…

15分で15回呼べるようです。
今のTwitterAPIで考えるとかなり太っ腹です。
ただ、これはProプランでのレートなのかBasicプランでのレートなのか？

めっちゃ探しました。
隅から隅まで目を通しました。

いまだに古いプランが載ってるページも見つけたりしました。

結局行きついたのがこのページです。
https://developer.twitter.com/en/docs/twitter-api/rate-limits#v2-limits-basic
このページはを見ればプラン毎にEndpointのRate Limitが記載されています。
なんだかんだ言ってさすがTwitter。
きれいにまとめてくれている。

となるかと思ったら、目当てのEndPointの記載がありません。
おいおい、記載漏れかよー。(まだ真実に気付いていない)

最終的に現実を突き付けられたのはこのフォーラムでした。
https://twittercommunity.com/t/get-2-users-id-following-is-now-broken/197526/61

6月頃に突然使えなくなった様で、最初はみんなバグかと思っていたのですが、
だんだんと仕様改定だという線が濃厚になっていったようです。
そしてついにはchangelogで削除が明言されました。

June 26, 2023

Twitter API v1.1

Today, we are removing the Follows and List Follows endpoints from the Basic and Pro tiers of the Twitter API v2.

事前説明もなく、代替案もなく、突然課金ユーザーからEndpointを取り上げたのです。
ひどすぎますね。
まじで課金する前に気付いてよかった。

ただ、代替手段がないのが痛すぎます。
今は力技でfollowingを取得ていますが、すべてのアカウントを取得することが困難で、このEndpointの復帰が望まれます。

結論：Developer Portalに記載のEndpointしかないと思え！

Developer PortalのProducts/Twitter API v2のページに行くと、
下記のようにEndpointが列挙されています。

ここに記載のないEndpointは、ドキュメントにあろうが過去使えていようが、今は使えないと思った方がよさそうです。
更に言うと、今使えるものも突然サポートが打ち切られるリスクが付いて回るということです。

＄100、＄5000のサービスとしてはひどすぎるサポートです。
＄100払ってでも使いたいと思っていたので、価格を上げた判断はビジネス的には正しいと思いますが、さすがにEndpoint削って、できないことが増やされているのは許容できません。

TwitterAPIはもうしばらく様子見ですね。。。